しごと
- 沖縄 読谷村やちむんの里
- 読谷村やちむんの里は、19の個性豊かな工房やギャラリーが建ち並ぶ工芸の村です。やちむんは沖縄の方言で焼き物。昭和49年に那覇市が薪を使った窯焼きを禁じたことで、人間国宝・金城次郎氏が那覇市から読谷村へ窯を移したことをきっかけに、多くの陶芸家が集まってできた集落です。工房だけなく、カフェや売店も点在する観光スポットです。
- 沖縄 那覇 公設市場
- 2023年春にリニューアル予定の公設市場は、沖縄の台所と呼ばれ、多くの観光客も訪れます。「持ち上げ」は1階で購入した肉や鮮魚を2階の飲食店に持ち込んでその場で調理してもらって食べることができるシステム。そして公設市場の魅力は、人情。買い物客がシーブン(おまけ)交渉したり売り手が感謝の気持ちでシーブンしたりと会話を楽しみながら気さくに買い物ができます。
- 和菓子づくり
- 和菓子はおいしいだけではなく、季節を見た目も美しく表現する日本らしい食文化です。京都では多くのところで和菓子作りが体験できます。映像は氷餅を使った和菓子。氷餅は割ると粉々になり、小さなカケラが雪の結晶のようにキラキラ輝きます。
- 山梨 西湖いやしの里根場
- 西湖いやしの里根場は、河口湖近くにある野外博物館です。かつては養蚕が盛んであり、2階部分に窓を設けた約20棟の茅葺民家が並びます。民家ではそれぞれ工芸品の展示や資料館を設けています。茅葺民家のうちの1棟は国の登録有形文化財に登録されています。四季折々の美しい自然の色彩と富士山、のどかな風景が広がります。
- 佐賀 有田焼
- 有田焼は、17世紀初頭朝鮮人陶工・李参平らによって有田町の泉山で発見された陶石を使い日本で初めて焼かれた磁器で、400年の伝統と技法を守りながら製造されている日本を代表する伝統工芸です。透き通るような白い磁肌と華やかで美しい絵付けが特徴で、耐久性も高く、美術品から日用品まで様々なものが生産されています。
- 愛知 菜飯田楽
- 菜飯田楽とは、乾燥させた大根葉をご飯と一緒に炊き込んだものと、味噌田楽を組み合わせた料理のことを指します。東三河地方が発祥の地とされ、古くよりこの地で愛されてきました。少し塩気のある菜飯と、こっくりとした甘い八丁味噌が塗られた田楽は、最高の組み合わせです。
- 長野 戸隠そば
- 戸隠そばは、岩手の「わんこそば」、島根の「出雲そば」と並ぶ日本三大そばのひとつです。元々は山岳信仰で栄えた戸隠に修験者たちの携行食として伝えられたものです。挽きぐるみのそば粉を使用し、水をほとんど切らない状態で出します。また、そばを束状にした「ぼっち盛り」と呼ばれる独特の盛り方をすることでも有名です。
- 岩手 三陸 北限の海女
- 北限の海女は、小袖海岸で活躍する海女のことを指す言葉です。距離180㎞にも及ぶ陸中海岸は世界三大漁場のひとつとして数えられていて、海女たちは豊かな海で育ったウニやアワビなどを巧みな技術で採り入れます。三陸の海は冷たく、素早い潜水技術が必要です。ベテランの海女はひとかきで2mあまりも進むと言われています。
- 石川 奥能登塩田村
- 奥能登塩田村は、日本唯一の揚浜塩田がある村で、世界農業遺産に登録されています。塩田は国の重要無形民俗文化財にも指定されていて、400年以上続く伝統製法です。海水を汲み上げ、塩田に撒くことで塩を作ります。撒いた海水は太陽光で乾燥させたり、釜で煮詰めたりと手間をかけ、旨みと甘みのある天然塩に仕上がります。
- 石川 輪島朝市
- 輪島朝市は、千葉の勝浦朝市、岐阜の宮川朝市と並ぶ日本三大朝市のひとつです。平安時代から続く朝市で、生産物などを物々交換していたのが始まりでした。朝市通りと呼ばれる360m程の商店街に毎朝200店以上の露店が並びます。値札のない品物も多く、売り手と買い手が楽しく会話をして値段交渉をするのが朝市の醍醐味です。
- 福井 七間朝市
- 七間朝市は400年以上の歴史を持つ朝市です。碁盤の目のような通りに、地域の農産物や加工品を直接地面に並べて販売します。毎年、春分の日から大晦日まで、朝7時から11時頃まで開催されています。売り手と買い手が対面で会話を楽しんで品物を選べるのも朝市の醍醐味です。新鮮な食材の調理法を教えてもらうこともできます。
- 刀鍛冶 鍛刀
- 布都正崇鍛刀場は、奈良県天理市にある日本刀の工房です。美しい田園風景に囲まれた自然豊かな場所で、黙々と刀が鍛え上げられていきます。煌々と燃えるホドで玉鋼を加熱し、高温で赤く輝くようになったそれを、手槌で叩いて鍛えていきます。職人の気迫が工房いっぱいに漂う様子を、間近に見学できるツアーは必見です。