木工品・竹工品
- 大分 別府竹細工
- 「別府竹細工」として伝統的工芸品の指定を受けている別府の竹製品は、室町時代に行商用の籠を作って売り出したのが始まりとされています。主に県内に産する良質のマダケを主材料とし、200種類ほどの高度な竹編み技術によって、花籠、盛かごを中心に日用品やバッグなど繊細で美しい製品が幅広く生産されています。
- 神奈川 箱根寄木細工
- 寄木細工は、自然の木の色を組み合わせて模様を作る、緻密な手工芸です。秘密箱は箱の側面を順番通りにスライドさせると開ける事ができます。スライドさせる回数が多くなるほど難しくなります。
- 秋田 曲げわっぱと樺細工
- 樺細工は山桜の樹皮を使用した、樹皮の模様と深く渋い独特の光沢が特徴的な工芸品です。
曲げわっぱは秋田杉の板を曲げて成形する技法で、木の弾力性が活かされながら、軽量性を備えています。
- 宮城 伝統こけし
- 江戸時代中期以後に、東北地方の温泉土産として生まれたものと伝えられています。
伝統こけしの魅力は、もっとも簡略化された造形美に加え清楚で可憐な姿にあるといわれ、独特の形、模様を通して今日に受け継がれています。
- 岡山 蒜山とがま細工
- 岡山県の西北部・鳥取県境に沿って連なる上蒜山、中蒜山、下蒜山の3山を一口に「蒜山三座」と呼んでいます。
がま細工は防水性・保湿性に優れた「がま」を丁寧に編みあげて作る草履や手提げ、雪靴などの生活用具。
蒜山地域に伝わる伝統技術です。
- 和歌山 紀州へら竿
- 紀州へら竿は、真竹・高野竹・矢竹という3種類の天然の竹を原料とし、それらを組み合わせて釣り竿にします。
1本の釣り竿になるまでに細かい作業を含めると130もの工程が必要で、竿を完成させるのに、半年以上の製作期間を要します。