水景色
- 福井 瓜破の滝
- 瓜破の滝は、瓜が割れてしまうほど冷たいという意味で命名された滝です。名水百選にも選ばれており、豊かな自然も相まって「水の森」とも呼ばれています。元々この地域は水の国とも呼ばれ、安倍晴明が雨乞いのために訪れた場所だという説もあります。透明度の高い水の中、ここでしか育たない紅藻を観賞することもできます。
- 若狭 蘇洞門
- 蘇洞門は若狭湾国定公園に含まれる海岸景勝地で、全長約6㎞に及び「若狭蘇洞門」の名で国の名勝に指定されています。蘇洞門は、花崗岩が波に浸食されて柱状に形成されたもので、海蝕洞である大門、小門、夫婦亀岩、獅子岩、唐船島などと呼ばれる自然岩の見所が多くあります。遊覧船で奇岩を間近に観賞することも可能です。
- 石川 能登 九十九湾
- 九十九湾は大小の入り江から成り立つリアス式海岸で、日本百景のひとつに数えられています。海岸線は折れ曲がりながら13㎞にも及び、複雑な形状から生まれる入り江が九十九あるとしてこの名が付けられました。能登半島国定公園にも指定され、透明度の高い穏やかな海で有名です。湾の中央には蓬莱島という小さな島もあります。
- 青森 種差海岸
- 種差海岸は太平洋に面する海岸で、三陸復興国立公園の中にあります。国の名勝に指定されていて、天然芝生の美しい広場が海に向かって広がります。海岸付近には650種を超える植物が自生しており、中には準絶滅危惧種に指定されているものもあります。海岸沿いの遊歩道は約5.2㎞続き、日本の遊歩道百選に選ばれています。
- 石川 能登 見附島
- 見附島とは、海岸から約150m離れている小島で、その名は空海が付けたと言われています。起伏の少ない菱形をした島で、外見が軍艦に似ていることから軍艦島とも呼ばれます。島までは海の上に並べられた石の上を渡っていきます。島の頂上部には縁結びと海難の神を祀る見附神社があり、海上鳥居が神秘的な姿を見せてくれます。
- 山形 鳥海山 丸池様
- 鳥海山の麓にひっそりとたたずむ「丸池様」。この神秘の泉は、透明度の高い湧水が絶えず循環しているために、木も朽ち果てることなくずっと沈んでいます。水の色は幻想的なエメラルドグリーンで、光の加減により微妙に色を変えます。鳥海山大物忌神社の境内地であるため手つかずの社叢が残っています。
- 北海道 銀河の滝
- 銀河の滝は、石狩川の左岸を流れる滝で、日本の滝百選にも選ばれています。落差は104m、末広がりに白糸を垂らしたような優雅な姿は、雌滝や女滝とも呼ばれています。切り立った断崖を白く流れ落ちる姿は絶景です。銀河の滝のすぐ近くには水量が多く力強い滝である流星の滝があり、この2つは合わせて夫婦滝とも呼ばれます。
- 北海道 世界遺産 知床国立公園
- 知床国立公園は、世界自然遺産に登録された知床半島周辺に位置しています。知床はアイヌ語で「シリエトク」、地の果てという意味を持ちます。流氷がもたらす海の恵みや緑豊かな森林が動植物の生態系を守ります。絶滅危惧種に指定された生き物も多く生息している秘境です。公園内では知床連山の勇壮な姿を望むこともできます。
- 大阪 箕面大滝
- 箕面の滝は、大阪北部に位置する明治の森箕面国定公園内にあります。日本の滝百選のひとつで、天下の名瀑とも呼ばれています。滝の落差は33mもあり、元々は修験道の道場でもありました。箕面の名前は、木々の間から落ちる水の姿が「蓑」に似ていることからつけられたと言われています。秋の紅葉が美しいことでも有名です。
- 静岡 柿田川湧水群
- 柿田川は静岡県を流れる一級河川です。日本一短い一級河川と言われていますが、大量の湧水を水源とする日本でも珍しい川で、日本三大清流に数えられています。その他にも、名水百選や天然記念物、日本の秘境100選にも選定されています。透明度の高い川なので、ふつふつと湧き出る水の様子を肉眼で観察することができます。
- 奈良 清納の滝
- 清納の滝は豊富な水量と広い滝壺を持ち、別名「瀬野の滝」「マイナスイオンの滝」と呼ばれています。落差は15mほどですが、水量が多いため水しぶきが広く霧状に降り注ぎます。関西屈指の避暑地で、青く澄んだ滝の近くには「大野出合のヴィーナス」と呼ばれる女性のように見える岩もあり、見ると幸運になるとされています。
- 滋賀 びわ湖テラス
- びわ湖テラスは標高1100mから湖を一望することができるリゾート施設です。打見山と蓬莱山、2つの山頂には大自然を楽しめる高級感ある展望デッキが構えています。これらの絶景スポットにはロープウェイで登ることができます。空から琵琶湖を眺めているようなテラス、その外には湖に面した白亜の空間、恋人の聖地もあります。