神社仏閣
- 京都 石清水八幡宮
- 都の鬼門に位置する比叡山延暦寺とともに裏鬼門を守護し国家の平和を祈ってきた、やわたのはちまんさん。鎮座する男山は古より多くの歌人に詠まれ人々に親しまれてきました。男山までを繋ぐケーブルカーの眼下には木津川・宇治川・桂川を望み辿り着いた本殿は江戸の名工が生んだ極彩色の見事な彫刻に彩られています。エジソンがこの地の竹を使い電球を灯したことでも有名です。
- 奈良 春日大社 節分万燈籠
- 春日大社の歴史は奈良に都ができたおよそ1300年前に始まります。現在までに3000基におよぶ燈籠が寄進されており、人々の春日への信仰の深さがうかがえます。この万燈籠に年に2度火が灯され、静かな夜に浮かび上がる朱の柱や白い壁の荘厳な社殿からは奈良、平安から続く、悠久の情緒を感じることができます。
- 京都 北野天満宮追儺式
- 京都に梅の季節がやってくるころ、立春の前日である節分に行われるのが追儺式です。季節の節目の邪気を追い払い福を呼ぶのがこの行事。北野天満宮では七摂社の中に福の神を祀る摂社 福部社があります。豆まきに先立って行われる北野追儺狂言では、福部の神が鬼を諭す様子が演じられます狂言の後には、上七軒の舞妓、芸妓による日本舞踊が奉納されます。その後、魔除けや生命力を持つとされる穀物の豆を撒いて邪気を払い、
福を呼びます。
- 京都 平安神宮
- 平安神宮は平安京遷都1100年にあたる、明治28年に創建された比較的、新しい神社です。この時、京の町は幕末の動乱と東京への遷都により疲弊していました。
その中で京都を愛する人々の復興の祈りが平安神宮へと託され建築されます。京都三大祭りの一つ、時代祭などの行事では古からの文化を現代に伝える役目も担います。
- 京都 法輪寺 針供養
- 一昔前、家では着物を縫い、手提げをつくり、針は大切な道具の1つでした。その針の折れたり、曲がったりしたものを供養するのが針供養です。嵐山にある法輪寺では天皇の命によって針を納め供養する堂が平安時代に建立されたと伝わります。法輪寺では豆腐ではなく、分厚いこんにゃくに針をさしていきご供養を行ったあと、針供養の塔へと納められます。
- 京都 善峯寺
- 源算上人によって開かれた善峯寺は、徳川五代将軍綱吉の外祖父が薬師如来に女子の誕生を祈願し、後の綱吉の生母、桂昌院となったことから、開運出世のご利益で知られています。
3万坪に及ぶ境内は桂昌院の桜や紫陽花の名所としても親しまれ、回遊式庭園を上りきった薬師堂からは京の山々から市中までの絶景が広がります。
- 京都 平等院鳳凰堂
- 賑やかな街中から少し離れた宇治にある平等院。ここは平安時代の貴族の別荘地でありました。乱れた世にあって極楽浄土を願う人々の浄土信仰が反映された華やかな文化が見られます。
幾度となく戦火を逃れ、幸せの前兆に現れるという鳳凰を戴く平等院の祈りは、現代においても、十円玉に、そして一万円札にも刻まれています。
- 京都 世界遺産 龍安寺 石庭
- 室町時代、細川勝元によって創建された龍安寺。枯山水の方丈庭園(石庭)は世界遺産にも登録されています。今では世界に広がる禅ZENの世界を表現したと言われ、静寂と15の石で作られた小宇宙が心を静めてくれます。15の石は、どの位置から見ても一度に全ての石が見えない、不完全な美が、また不完全な物でも満足する「足るを知る」の教えが表されています。
- 京都 東寺の桜
- 弘法大師空海によってもたらされた真言密教始まりの地は創建からおよそ1200年。1994年に世界遺産に登録されました。時の権力者によって何度も復興を遂げた五重塔が有名ですが、空海の住房でもあった国宝の御影堂では、今でも毎朝6時から、一の膳、二の膳、お茶をお供えする生身供が行われています。
- 京都 長岡天満宮のツツジ
- 菅原道真公が太宰府に左遷する際に立寄った縁から道真公御自作の木像を祀ったとされる長岡天満宮は、キリシマツツジが壮大に咲き誇る名所としても人々が集まる場所です。
高さが人の身長を優に超えるキリシマツツジは見頃を迎えると視界全てが真紅に覆われ、神社の東に広がる八条が池を囲みます。まるで異世界かのような散歩道です。
- 山梨 富士吉田 新倉山浅間公園 五重塔と富士山
- 国内のみならず海外の方からも人気の撮影スポット新倉山浅間公園。五重塔と富士山、桜という日本を代表する3つの要素が見事にレイアウトされた絶景ポイントです。桜の時期の、雪を残している富士の姿がさらに美しさを際立たせます。
思いのほか険しい坂道を登ると、この息をのむ絶景に出会えます。
- 京都 八坂神社 かるた始め式
- 八坂神社の祭神、素戔嗚尊(スサノオノミコト)は、和歌の祖神とされていて、これにちなみ奉納されるかるた始め式。神前へのかるた奉納の後、平安時代の衣装をまとい、かるた姫に扮した女性や童子姿の子どもたちがかるたを取り合う様子は、京都の年始を代表する伝統行事です。