神社仏閣
- 奈良 金峯山寺
- 白鳳年間に役行者が創建したと伝わる修験道の聖地。ご本尊は蔵王権現で、秘仏の蔵王権現立像三体は、2012年より10年間、春と秋の特別開帳時に拝見できます。立ち並ぶ3体の仏像は、見るものの煩悩を焼き払うが如く気炎を上げ、仏の慈悲を表すその青き肌は、400年という時の経過を感じさせない鮮やかさです。
- 奈良 吉水神社
- 天武天皇の白鳳年間創建と伝わる古社。源義経、豊臣秀吉と縁の深い神社で、それぞれにまつわる多くの宝物が展示されています。特に桜の季節は圧巻の一言で、ここから見る桜は『一目千本』、一目で千本の桜が見渡せると言われています。境内では「男みくじ」「女みくじ」という縁結びにちなんだおみくじを引くことができます。
- 和歌山 世界遺産 補陀洛山寺
- 補陀落山寺は天台宗の寺院です。補陀落というのは、サンスクリット語で観音浄土を示しています。境内はユネスコ世界遺産の一部として登録されています。補陀落山寺は、補陀落渡海と呼ばれる修行の出発点の寺で、平安期から江戸期には、全長わずか6mほどの渡海船に乗り、観音浄土を目指す帰らぬ旅に出ていたと言われています。
- 和歌山 那智の火祭
- 那智の火祭りは正式名称「扇祭」と呼ばれ、無形民俗文化財に指定されています。水を生命の源、火を万物の活力と見立て、五穀豊穣を祈念する祭りです。白装束を着た男性が重さ50㎏にも及ぶ燃え盛る大松明を担ぎ、那智の滝に続く石段をハリヤーの掛け声と共に練り歩きます。12体の扇神輿には熊野の神々が宿るとされています。
- 大阪 星田妙見宮 七夕祭
- 星田妙見宮は交野ヶ原にある1200年以上の歴史ある社です。交野ヶ原は、古来より羽衣伝説や七夕伝説が語られ、七夕ゆかりの地とされています。星田妙見宮では、毎年7月に天地の恵みや祖先の恵みに感謝をし、厄除開運をお祈りする七夕祭りが催されます。管弦演奏や太鼓奉納なども行われ、夜には七夕飾りのお焚き上げがされます。
- 大阪 勝尾寺
- 勝尾寺は高野山真言宗の寺院です。西国三十三所の第23番札所にあたります。清和天皇の病気平癒祈祷のため「勝」という字を使った名称が付けられました。勝ち運信仰の歴史ある寺院で、境内には勝ちダルマが多数納められています。ダルマは自分という意味で、目標を果たすため自身の努力を惜しまない事を誓う意味があります。
- 大阪天満宮
- 大阪天満宮は「天満の天神さん」という呼び名で親しまれています。毎年7月に行われる天神祭は日本三大祭の一つです。菅原道真公ゆかりの地であり、道真公の死後、大将軍社と呼ばれていた境内に一夜にして七本の松が生え、夜ごとその梢を光らせたという伝説が残ります。道真公にちなんで、学問と芸能を司ると言われています。
- 群馬 一之宮貫前神社
- 約1500年の歴史を持つとされる、貫前神社。名前は「ぬきさきじんじゃ」と読みます。全国的にも珍しい下り宮で、参道を下って本殿にお参りをします。
この貫前神社は、宮崎の鵜戸神宮、熊本の草部吉見神社とともに、日本三大下り宮のひとつとされています。また、ここでは、鹿占神事などの珍しい祭礼などが年間約70回も行われています。
- 静岡 法多山尊永寺 万灯祭
- 法多山尊永寺は高野山真言宗の別格本山です。法多山では7月10日が1年で最もご利益のある日とされています。また、この日に本尊厄除観世音に灯りを献することでご利益は倍増するとも言われています。万灯祭は本堂前に何千基もの灯籠が奉納される夏の風物詩です。境内に灯る幻想的な灯籠の他にも、寄席などの催しで賑わいます。
- 東京大神宮 七夕飾り
- 東京大神宮では、毎年7月に七夕祈願祭を行います。これは心願成就と除災招福を願う祭りです。織姫星と彦星が年に一度7月7日の夜に再会するという伝説になぞらえて、短冊に願い事を書き、笹竹に結び付けます。沢山の願いが吊るされた笹竹は東京大神宮の拝殿前に飾られ、夜には幻想的な雰囲気を纏ってライトアップされます。
- 滋賀 比叡山延暦寺
- 延暦寺は標高848mに位置し、比叡山全域を境内とする壮大な寺院です。平安時代、最澄により開かれた天台宗の本山にあたり、ユネスコ世界文化遺産にも登録されています。
山内は「東塔」「西塔」「横川」の3域に区分され、それぞれに本堂があります。国宝殿では寺に伝来する仏像や仏画などの文化財を間近に見ることも出来ます。
- 京都 瑠璃光院 春 青もみじ
- 山門をくぐると木漏れ日の美しさに光る苔の緑が迎えてくれます。数寄屋造りの本堂の二階にあがると、大きく開けたガラス戸の向こうに一面の紅葉。春は新緑の青い世界が室内の家具にも映り込み、さらに鮮やかな世界が広がります。飛鳥時代に天武天皇が、八瀬の風呂釜で傷を癒したとされる頃から、人々の保養地であったと言います。