遺産
- 奈良 石舞台古墳
- 国内最大級の方墳である、奈良県明日香村の石舞台古墳は聖徳太子の時代の権力者、蘇我馬子の墓と言われています。古墳では珍しく、盛土がはがされ、石室が露出しており、実際に中に入って内部を見学することができます。また、周りは桜の木に囲まれており、春には見事な花を咲かせることでも有名です。
- 奈良 高松塚古墳
- 1962年、村人が埋葬施設である古墳の一部を見つけ、1970年から本格的な発掘調査が行われました。奈良時代頃から古墳の規模が小さくなっていくと石室内には華麗な壁画などが見られるようになります。その中で有名なのが国宝にもなっている高松塚古墳の女子群像です。
- 奈良 玉置神社
- 崇神天皇が早玉神を祀ったことに始まるこの地では、本殿と共に末社の玉石社を詣でます。
玉石社は社殿がなく、古い信仰様式を今に伝える聖地なのです。玉置神社は大峯奥駈道の、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の行場の一つであり、樹齢3000年の神代杉などを有する森の中を行くと、古の修験者を思い浮かべます。
- 福岡 太宰府天満宮 梅花祭
- 太宰府天満宮は天神さまをお祀りする全国約12000社の総本宮で、学問の神様・菅原道真公の御墓所の上に創建された神社です。
2月25日は道真公のご命日にあたり、この日に斎行される梅花祭では、道真公がこよなく愛された梅の花を捧げます。
- 京都 石清水八幡宮
- 都の鬼門に位置する比叡山延暦寺とともに裏鬼門を守護し国家の平和を祈ってきた、やわたのはちまんさん。鎮座する男山は古より多くの歌人に詠まれ人々に親しまれてきました。男山までを繋ぐケーブルカーの眼下には木津川・宇治川・桂川を望み辿り着いた本殿は江戸の名工が生んだ極彩色の見事な彫刻に彩られています。エジソンがこの地の竹を使い電球を灯したことでも有名です。
- 奈良 今井町
- 足を踏み入れるとまるでタイムスリップしたかのような建物が立ち並ぶ今井町は、約500棟が伝統的建造物として現存し、その数は日本一を誇ります。今井町には建物だけではなく、飛鳥から続く、外部からの侵入者を拒む環濠跡や、自治都市を築いた歴史、商業の発展などの歴史を色濃く残す重厚な雰囲気を感じることができます。
- 京都 平安神宮
- 平安神宮は平安京遷都1100年にあたる、明治28年に創建された比較的、新しい神社です。この時、京の町は幕末の動乱と東京への遷都により疲弊していました。
その中で京都を愛する人々の復興の祈りが平安神宮へと託され建築されます。京都三大祭りの一つ、時代祭などの行事では古からの文化を現代に伝える役目も担います。
- 京都 善峯寺
- 源算上人によって開かれた善峯寺は、徳川五代将軍綱吉の外祖父が薬師如来に女子の誕生を祈願し、後の綱吉の生母、桂昌院となったことから、開運出世のご利益で知られています。
3万坪に及ぶ境内は桂昌院の桜や紫陽花の名所としても親しまれ、回遊式庭園を上りきった薬師堂からは京の山々から市中までの絶景が広がります。
- 京都 平等院鳳凰堂
- 賑やかな街中から少し離れた宇治にある平等院。ここは平安時代の貴族の別荘地でありました。乱れた世にあって極楽浄土を願う人々の浄土信仰が反映された華やかな文化が見られます。
幾度となく戦火を逃れ、幸せの前兆に現れるという鳳凰を戴く平等院の祈りは、現代においても、十円玉に、そして一万円札にも刻まれています。
- 京都 世界遺産 龍安寺 石庭
- 室町時代、細川勝元によって創建された龍安寺。枯山水の方丈庭園(石庭)は世界遺産にも登録されています。今では世界に広がる禅ZENの世界を表現したと言われ、静寂と15の石で作られた小宇宙が心を静めてくれます。15の石は、どの位置から見ても一度に全ての石が見えない、不完全な美が、また不完全な物でも満足する「足るを知る」の教えが表されています。
- 京都 都をどり
- 「都をどりは~ヨーイヤサー」の掛け声とともに舞台上で四季を巡り、再び訪れる春までを舞う都をどりは、京に春を知らせる風物詩です。
明治5年、東京に遷都した後の京都を再興するために始まった都をどり。時代ごとの芸術家たちは戦後の復興などの度々に尽力をし、毎年新たな演舞を、京を代表する祇園甲部の芸妓・舞妓たちの舞う姿に魅せてくれます。
- 京都 南座
- 江戸時代、京の流行り物となったかぶき踊りに端を発し、街には次第に芝居小屋が並び始めます。その頃より現在まで400年を超え南座はこの地で歌舞伎を始めとする多彩なエンターテインメントの上演を続けてきました。登録有形文化財である劇場は耐震工事を終え2018年秋に新開場。歌舞伎や演劇、レビューやコンサート、ナイトイベントなど江戸から続く劇場の進化は続きます。