遺産
- 長野 善光寺
- 善光寺は飛鳥時代に建立され、約1400年の歴史がある古刹。「遠くとも 一度は参れ 善光寺」と謳われ、【一生に一度お参りするだけで、極楽往生が叶う】と言われ、年間600万人もの参拝者が訪れ、今も昔も変わらぬ賑わいを見せます。本堂では毎朝日の出の時刻に合わせ、「お朝事」と呼ばれる法要が行われ、荘厳な雰囲気を体験できます。
- 新潟 佐渡 宿根木
- 宿根木は、佐渡の最南端にある町で、日本の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。江戸時代後期に全盛期を迎えた北前船の寄港地として発展した港町です。
木造巨大帆船「千石船」の産業基地としても繁栄しました。板張りの外装を持つ家屋や、石置木羽葺屋根、石畳の狭い路地などが当時の面影を現代に残しています。
- 新潟 佐渡 北沢浮遊選鉱所
- 北沢浮遊選鉱場跡は、金銀の抽出施設の跡地です。稼働当時は、一か月に5トン以上の鉱石処理を行う東洋一の施設でした。時代と共に鉱山事業が淘汰され、現在では当時の建物の土台部分が残されています。朽ちた壁や屋根、そこに寄り添うように青々と茂る植物。夜にはライトアップもされ、幻想的な雰囲気を醸し出します。
- 新潟 佐渡 道遊の割戸
- 道遊の割戸は、佐渡金山のシンボルとも呼ばれている場所です。山頂部の割れ目は、幅約30m、深さは約74mに及びます。江戸時代、金脈を掘り進むうち人力によって現在のような姿になりました。山頂部は江戸時代の手掘り跡であり、山下部にある洞窟のような穴は、明治時代に西洋の技術を取り入れ開発された際にできたものです。
- 新潟 佐渡 清水寺
- 清水寺(せいすいじ)は、808年に京都の清水寺を模して建立されたとされる寺です。天高くそびえる杉並木が優しい木陰を作り出し、古寺全体を守るように包み込んでいます。
清水寺に祀られている観音像は33年毎に開帳される秘仏です。また、観音像と共に佐渡七福神にも数えられている延命善哉寿老尊天も祀られています。
- 青森 世界遺産 白神山地 青池
- ブナ林の散策道を進むと辿り着く、青池は世界遺産白神山地にある、十二湖の一つです。インクを垂らしたようだと評される湖面を覗き込むと、落ちた木々や小さな魚が見えます。
その澄んだ湧き水に水深9mの深さは感じられず、手が届きそうです。季節や光の角度で色を変えていく、その青は大自然の装いも相まって時が立つのを忘れさせます。
- 島根 津和野
- 島根県西部にある津和野。山陰の小京都と呼ばれ、風情ある建物が続く城下町です。水路には300匹から500匹もの鯉が群れ遊び、初夏には水路脇に花菖蒲が咲き乱れる様は、まさに風流という言葉が似合います。
また、津和野には、文豪・森鷗外が幼少期に過ごした家が残されており、津和野が彼の作品にどのような影響を与えたか、考察するのも楽しくあります。
- 島根 太鼓谷稲成神社
- 1773年、京都の伏見稲荷大社を勧請したのが、この「太皷谷稲成神社」の始まりで、日本五大稲荷のひとつとして数えられています。
境内には、油揚げと蝋燭をお供えできる拝礼所が4ヶ所あり、すべての御供物台に油揚げをお供えし、また、すべての燭台に蝋燭を立て火を灯す、”四ヶ所参り”と呼ばれる独自の参拝方法があります。
- 島根 大森の街並み
- 江戸時代の建物が今も多く残る大森。一歩足を踏み入れれば、まるでタイムスリップしたかのような気分です。家々の軒先には季節の花が飾られ、古きものを貴び、移りゆく四季を大切にし、自然と共生してきた、昔の暮らしを目にすることができます。また、この地区では、景観を壊さぬよう、自販機前のフレームも木造になっています。
- 島根 世界遺産 石見銀山
- 2007年に鉱山遺跡としてはアジアで初めて世界遺産に登録された石見銀山。大航海時代、ヨーロッパでは、日本の銀鉱山として唯一知られていた場所でした。
16世紀頃の最盛期には、世界の銀産出量の3分の1を占めた日本産銀の大部分が、石見銀山のものであったと言われています。
- 島根 世界遺産 羅漢寺
- 銀山で亡くなった人々の霊と、先祖の霊を供養するため建立された「羅漢寺」。境内には、五百羅漢や大宝筐印塔などの文化財があります。羅漢寺の本堂には、降三世明王、大元帥明王、阿弥陀如来が祀られています。本堂の天井絵には鳴き龍が描かれており、これは、その昔石見銀山で暴れていた龍を、退治して封印したものと言われています。
- 島根 世界遺産 五百羅漢
- 羅漢とは、仏教において悟りの境地に至り、人々から尊敬や施しを受けるに値する聖者のこと言います。羅漢寺の中には501体の石仏が安置されており、そのどれもが違った表情や姿勢をしています。そして、そのことから、亡くなった父や母、わが子の面影に会えると言われています。