遺産
- 大阪 勝尾寺
- 勝尾寺は高野山真言宗の寺院です。西国三十三所の第23番札所にあたります。清和天皇の病気平癒祈祷のため「勝」という字を使った名称が付けられました。勝ち運信仰の歴史ある寺院で、境内には勝ちダルマが多数納められています。ダルマは自分という意味で、目標を果たすため自身の努力を惜しまない事を誓う意味があります。
- 大阪 中央公会堂
- 歴史あるネオルネサンス様式の建物は、株の仲買人であった岩本栄之助の公共事業への寄付により大正2年から5年の歳月をかけて建てられました。格式高い内装やステンドグラスで彩られ、著名人の講演やコンサートなどが行わる国の重要文化財である一方、一般の人も使える公共施設です。人々の文化の拠点として大阪のビル郡に佇みます。
- 大阪天満宮
- 大阪天満宮は「天満の天神さん」という呼び名で親しまれています。毎年7月に行われる天神祭は日本三大祭の一つです。菅原道真公ゆかりの地であり、道真公の死後、大将軍社と呼ばれていた境内に一夜にして七本の松が生え、夜ごとその梢を光らせたという伝説が残ります。道真公にちなんで、学問と芸能を司ると言われています。
- 青森 中町こみせ通り
- 中町こみせ通りは江戸時代前期から続くアーケード通路で、日本の道百選のひとつです。「こみせ」というのは雪除け屋根を示していて、当時のままの板張り屋根が残っています。通りには呉服屋や商家、酒蔵の名残があり、重要文化財である『高橋家』をはじめとして、通り全体が国の重要伝統的建造物群保存地区に制定されています。
- 青森 八戸 浜小屋
- 八戸の浜小屋は、江戸時代末期から明治時代初期に建てられた茅葺の浜小屋です。漁労道具と共に国の重要有形民俗文化財に指定されています。かつては漁をする道具の収納や修繕に使われていた小屋でした。当時の漁労の様子を今に伝える貴重な資料であり、小屋の内部も見ることができます。(要予約)【八戸市博物館蔵】
- 青森 八戸の横丁
- 八戸横丁は、昭和風の美酒、美食を売りとした飲食街です。八戸には8つの横丁が残っており、多くの居酒屋などで賑わっています。横丁内は歩行者専用で、バリアフリー化もしています。屋台が連なることで有名なみろく横丁や、ハーモニカ横丁、花小路などレトロな飲食店が軒を連ね、横丁独特の雰囲気を味わうことができます。
- 群馬 一之宮貫前神社
- 約1500年の歴史を持つとされる、貫前神社。名前は「ぬきさきじんじゃ」と読みます。全国的にも珍しい下り宮で、参道を下って本殿にお参りをします。
この貫前神社は、宮崎の鵜戸神宮、熊本の草部吉見神社とともに、日本三大下り宮のひとつとされています。また、ここでは、鹿占神事などの珍しい祭礼などが年間約70回も行われています。
- 奈良 ならまち 身代わり申
- 江戸時代の町並が残る奈良町では、軒先に赤いぬいぐるみが吊るされています。これは庚申さんの使いである猿を模った魔除けです。家中に災いが入らないように吊るすことから「身代り申」と呼ばれています。身につけることで災難を除けられたり、背中側に願い事を書くことで願いが叶ったりするという言い伝えも残っています。
- 東京 旧古河庭園 春のバラフェスティバル
- 旧古河庭園は、国指定の名勝です。武蔵野台地の地形を活かして造られた異国情緒あふれる敷地内は、小高い丘に洋館が建ち、斜面には洋風庭園が、低地部分には日本庭園が配されています。
元々は陸奥宗光公の邸宅だった場所が英国人のコンドル博士の設計で、美しくバラが咲き誇るまるで絵画のような庭園に生まれ変わりました。
- 滋賀 比叡山延暦寺
- 延暦寺は標高848mに位置し、比叡山全域を境内とする壮大な寺院です。平安時代、最澄により開かれた天台宗の本山にあたり、ユネスコ世界文化遺産にも登録されています。
山内は「東塔」「西塔」「横川」の3域に区分され、それぞれに本堂があります。国宝殿では寺に伝来する仏像や仏画などの文化財を間近に見ることも出来ます。
- 滋賀 大津絵
- 大津絵は江戸時代の初期より名産として描かれてきた伝統民族絵画です。作品の画題は様々で、東海道を行く旅人の土産物や護符としても重宝されました。俳人にも愛され、松尾芭蕉も大津絵を題材にした句を残しています。親しみやすくユーモラスな絵柄が特徴の大津絵は、大津絵美術館で実際の作品を鑑賞することができます。
- 上田 北国街道 柳町
- 真田幸村の居城であった上田城の城下町。その時代の面影を今も残すのが、ここ柳町です。建物には類焼を防ぐためにあった特徴的な防火壁「うだつ」が見られます。もともとは防火のためでしたが、時を重ね、いかに豪華に飾れるかという力を示すものになったため「うだつが上がらない」という表現が生まれました。