遺産
- 和歌山城
- 和歌山城は秀吉の弟秀長によって築城されました。大天守と小天守が櫓で結ばれる連立式の城郭は珍しく、築城の名手の藤堂高虎が手掛けた初めての近世城郭であると言われます。和歌山の人たちは天守閣をおてんすと呼びます。その後に徳川頼宣が城主となり、御三家の1つ紀州藩が成立。さらに城を広げました。
- 和歌山 和歌の浦
- 和歌浦湾はシラスなどが取れる資源豊かな港であると共に国指定の名勝です。和歌浦市南岸の景勝地の総称として和歌浦湾と呼ばれます。太古の昔、聖武天皇も魅せられたと言われる、玉津島山と呼ばれる岩山や不老橋の元を流れる和歌川の河口から望む干潟。そしてそこから見る美しい日の出日の入など、和歌浦十景と呼ばれる景色に人々は心奪われます。
- 和歌山 紀三井寺
- 紀三井寺(きみいでら)の境内まで続く231段の石段は、成人の日に速駈詣りが行われたほどの急な石段です。この石段には紀伊国屋門左衛門にまつわる言い伝えがあり、商売繁盛、縁結びのご利益があると言われています。境内は小さいながらも見どころが詰まったお寺です。
- 広島 御手洗町並み保存地区
- 江戸時代、風待ち、潮待ちの港町として栄えた御手洗には、大小の商家、茶屋、船宿、住宅、神社、寺院などが混在し、重要伝統的建造物群保存地区として国から選定されています。また大波止、石橋、高燈籠、石垣護岸、雁木等、港町の生活上必要な土木的建造物も、当時のまま現存しているものもあるタイムスリップしたような町です。
- 兵庫 雲海の竹田城跡
- まるで城が雲の上に浮かんでいるかのように見えることから「天空の城」と呼ばれる竹田城跡。「日本のマチュピチュ」とも称され、四季を通して美しい姿を見せてくれます。晩秋から春にかけて現れる幻想的な雲海に出会えるかは、天候などによるようです。朝日があたるとさらに神秘的です。
- 沖縄 世界遺産 識名園
- 識名園は琉球王家最大の別邸で、国王一家の保養や外国使臣の接待などに利用されました。造園形式は、池のまわりを歩きながら景色の移り変わりを楽しむ廻遊式庭園です。池を中心に、中国風あずまやの六角堂など随所に琉球独特の工夫が施されています。2000年にはユネスコ世界遺産(琉球王国のグスク及び関連遺産群)として登録されています。
- 沖縄 世界遺産 玉陵
- 玉陵は、「たまうどぅん」と読みます。1501年王家の遺骨を改葬するために築かれました。墓室は三つに分かれ、洗骨前の遺骸を安置する部屋や、洗骨後の王と王妃を葬る用途で分けられています。2000年には世界遺産に登録され、2018年には建造物として正式に国宝に指定されました。
- 沖縄 世界遺産 今帰仁グスク桜まつり
- 世界遺産・今帰仁(なきじん)城跡で開催される桜まつりは、城壁の幻想的なライトアップや、城内への参道をろうそくの明かりで彩るグスク花あかりなど、夜桜が有名です。沖縄の桜は寒緋桜(カンヒザクラ)。濃いピンクの可憐な花です。城址と月と桜は何とも言えぬ雰囲気を醸し出します。
- 山梨 忍野八海
- 富士山の伏流水に水源を発する湧水池、その代表的な湧水池が忍野八海です。富士山の雪解け水が数十年の歳月をかけてろ過され、澄み切った水となり湧く忍野八海は、美しく神秘的であり、移り変わる四季に彩られた富士を水面に映しこむ姿は訪れた人々を魅了します。
- 栃木 那須塩原 旧青木家那須別邸
- 明治時代に、ドイツ公使や外務大臣等を務めた青木周蔵がヨーロッパ式の建築技術を用いて建てた洋館です。邸の前には、四季折々の花が美しく咲き誇るハンナガーデンが広がり、那須のさわやかな風に吹かれながらお散歩を楽しめます。平成11年(1999)12月に国重要文化財に指定されました。
- 山形 出羽三山神社 錬成修行道場
- 東北の霊場出羽三山(月山・羽黒山・湯殿山)は、推古元年(西暦593年)に開かれました。以来、修験の山として山伏修行が現在も行われています。死者を意味する白装束で、山を駆け、神前に額づき、自己を見つめ直すよみがえりの修行を行います。一般の人も本格的な山伏修行体験ができます。
- 福井 越前大野城 雲海
- 越前大野城は、「天空の城、大野城」とも呼ばれていて、続日本100名城に選定されています。標高249mの亀山にそびえる城は、織田信長につかえた金森長近によって築城されました。季節によっては雲海が出現し、大野の町が雲下に沈み、山頂の城だけが浮き上がって空の上に建っているような幻想的な風景を見ることができます。