遺産
- 茨城県立歴史館 いちょう並木
- 水戸市にある茨城県立歴史館は、広い敷地の中に旧水海道小学校本館や、移築された江戸時代の農家建築や明治時代の洋風校舎など歴史的な建造物、資料があり、市民の憩いの場として愛されています。秋には黄金色に輝く銀杏並木のトンネルに多くの家族連れが集まります。
- 香川 醤油蔵
- 小豆島の醤油作りは400年の歴史をもつ伝統産業で、昔ながらの製法を受け継いだ醤油蔵や佃煮工場が軒を連ねる一帯は「醤の郷(ひしおのさと)」と呼ばれ、黒い板壁が続くノスタルジックな町並みが近代化産業遺産にも認定されています。江戸時代から変わらぬ木桶仕込みによる天然醸造が行われており、町を歩けば芳ばしい醤油や佃煮の香りが漂ってきます。
- 香川 高松 栗林公園
- 国の特別名勝指定庭園の中で最大の広さをもつ栗林公園は、歴代藩主が百年の歳月をかけて完成させた大名庭園。池の周りに起伏に富んだ地形で山や谷を表現した庭園の四季折々の景観は「一歩一景」といわれる変化に富んだ美しさを醸し出します。公園内にある湖では江戸時代に船遊びが行われていたことにちなみ、観光用に和船が就航しています。
- 徳島 農村舞台
- 神社の境内にひっそりと佇む農村舞台が建設され始めたのは幕末期のことといわれています。全国各地に造られた農村舞台の多くが歌舞伎用舞台であるのに対し、徳島の農村舞台は人形浄瑠璃のためのもので、特徴として浄瑠璃語りが座る太夫座があります。毎年約10ヶ所の舞台で行われ全国一の現存数を誇っています。
- 鹿児島 種子島 アコウの大木
- 種子島にもたくさん生息しているアコウの木は、日本では昔から山の神の依代と考えられ、その姿が特異なものは御神体として扱われていました。島内の奥神社の境内にあるアコウの大木は特に立派で、神秘的な雰囲気を醸し出しています。幹付近から出る多数の気根が密集する様は、観る方向を変えると違った姿を見せてくれます。
- 北海道 冬の函館港
- 函館はその文化の多くが箱館港開港の歴史に集約されます。坂道で有名な函館ですが、中でも八幡坂は、見下ろす函館港、元町の教会群、背後に見上げる函館山と、函館を代表するビュースポットです。国の重要文化財聖ハリストス教会など歴史的な建造物も数多く残り、赤レンガが特徴的な「金森倉庫群」は地元の人たちの憩いの場所でもあります。
- 北海道 函館 五稜郭
- 1864年、新しく開港した箱館港の守りの要として建造された五稜郭ですが、その2年後、新政府軍に追われた土方歳三率いる旧幕府軍が、函館戦争と呼ばれる激しい戦いの末、散った場所として有名です。国の特別史跡であり北海道遺産の五稜郭はタワーから眺めるとその美しい形や桜の名所として、現在の平和を体現してくれています。
- 福島 日本三大桜 三春滝桜
- 三春滝桜は日本三大桜のひとつに数えられています。大正11年、桜の木としては初めて日本国の天然記念物に指定されました。1000年以上の長きに渡り、人々に愛され守り続けられ、今もなお息を飲むほどの美しさを保ち続けています。開花期には薄紅色の花を綻ばせ、枝を優雅に垂れ下げます。まさに流れ落ちる滝のような風情です。
- 福島 会津武家屋敷
- 会津藩家老職を務めた西郷家の屋敷で、2300坪に及ぶけやき・ひのき・杉材を使用した和様建築の豪華壮大な造り。各室内には生活調度品がおかれ、厳粛な当時の生活様子を伺うことができます。また精米所や茶室が当時のまま復元、再現されています。
- 富山 善徳寺
- 現在は東本願寺の城端別院である善徳寺、その堂々とした姿は訪れた人々の目を惹きます。開基は今から約530年前に蓮如上人によってです。親鸞聖人直筆の「唯信抄」や樹齢370年と言われる糸桜など時代を重ねた寺宝が多くあります。また本堂は1759年の再建後250年に渡り火災などの厄災をさけ現存し県指定の文化財となっています。
- 長野 戸隠神社
- 古来より信仰の場として崇敬を集めてきた戸隠神社。奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社からなる、創建以来二千年余りに及ぶ歴史を刻む神社です。随神門から奥社へと続く参道には、約300本の杉の大木が並木を作り、美しく、幻想的な風景を見ることができます。新緑の溢れる季節の美しさもちろん、雪化粧を施した姿も神秘的でおすすめです。
- 宮城 仙台 青葉城址
- 青葉城址(仙台城跡)は伊達政宗、二代藩主伊達忠宗が完成した仙台城の跡地。仙台城は約2万坪の大規模なお城でした。高台に立つ政宗騎馬像は仙台のシンボルとしても有名です。現在は青葉山公園として整備され、仙台市街の景観を広範囲に見渡す事が出来る市民の憩いの場となっています。