遺産
- 広島 明王院
- 福山市にある明王院は、平安時代に弘法大師が開山したといわれ、和様と唐様を用いた国宝の本堂は折衷様式としては現存する最古の建物です。五重塔は全国五重塔の中で五番目の古さを誇る国宝で、朱塗りが背後の緑に映え、優美な姿を見せています。境内には四季折々の花が咲き誇り散策を楽しめます。
- 徳島 霊山寺
- 霊山寺は高野山真言宗の寺院で、四国八十八箇所霊場の第一番札所、つまりお遍路の出発点です。四国お遍路巡りの準備をはじめる「発願の寺」の役割を担っていて、親しみを込め「一番さん」とも呼ばれています。奈良時代に聖武天皇の命により行基によって開かれました。その後、空海が訪れ21日間の修行をしたと言われています。
- 長野 戸隠神社 奥社
- 古来より信仰の場として崇敬を集めてきた戸隠神社。奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社からなる、創建以来二千年余りに及ぶ歴史を刻む神社です。随神門から奥社へと続く参道には、約300本の杉の大木が並木を作り、美しく、幻想的な風景を見ることができます。新緑の溢れる季節の美しさもちろん、雪化粧を施した姿も神秘的でおすすめです。
- 京都 舞妓
- 舞妓の歴史は300年前の江戸時代へと遡ります。北野天満宮や八坂神社への参拝で集まる人々に、お茶や団子を出す茶屋がお料理を出し、宴席が開かれるようになると、そこで働く女性たちは舞を踊り、三味線を引くなどしたのが舞妓の始まりです。舞妓とは芸で身を立てる芸妓になるための修行中の20歳頃までの女性を指します。
- 京都 二年坂と八坂の塔の夕日
- 二年坂は清水寺に続く風情溢れる石段の参道です。平安時代から土産物屋が並び賑わいを見せる道で、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。豊臣秀吉の正妻である北政所ねねに由来して、二寧坂と表記されることもあります。坂道に気を付ける警句として、二年坂で転ぶと二年以内に死ぬという言伝えも残っています。
- 岐阜 飛騨古川
- 飛騨古川は、白壁土蔵の町家が残る歴史風情ある場所です。歴史的建造物の他にも、伝統工芸品である手織りの小物や和ろうそく、ガラス細工、絵馬などが有名です。また、多くの酒造があることでも知られていて、雪解け水で造られた日本酒が人気です。町中には寺社仏閣も多く、小説『あゝ野麦峠』の記念碑のある寺院もあります。
- 岐阜 郡上八幡
- 郡上八幡は長良川の上流に位置し、重要無形民俗文化財である郡上おどりが開催されることで知られています。三つの川が合流する恵まれた地形と町に巡らされた水路。これらの水を活かした生活から、水の郷百選にも認定されています。職人町や鍛冶屋町など、城下町らしい古い町並みは国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
- 岡山 牛窓
- 牛窓は温暖な気候と、牛窓から見える瀬戸内海の海に点在する島の景色の美しさから日本のエーゲ海と言われています。西日本最大級のヨットハーバーや瀬戸内海の多島美を一望出来るオリーブ園でエーゲ海を感じる一方、かつて港町として栄えた頃の風情を残す「しおまち唐琴通り」もあり、多彩な顔を持ちあわせています。
- 佐賀 祐徳稲荷神社
- 祐徳稲荷神社は日本三大稲荷に数えられている神社で、参拝者は年間300万人に達しています。御本殿、御神楽殿、日光東照宮の陽明門を模した桜門など、総漆塗極彩色の豪華で鮮やかな外観から「鎮西日光(九州の日光東照宮)」と呼ばれています。本殿の先には奥の院へ向かって朱色の鳥居が続き、奥の院からは有明海まで一望できる絶景が広がります。
- 茨城 酒列磯前神社
- 酒列磯前神社の建立は856年と伝わっており、少彦名命が祀られています。300mという長い参道は学術的にも貴重とされる樹叢、樹齢300年を超える椿やタブノキ、スダジイなどが自生しており、その樹叢がトンネルのように道を覆います。また最近では宝くじが当たると言うことでも有名で、当選者が寄贈した亀の像が人気を集めています。
- 愛知 東海道五十三次 二川宿
- 二川宿は東海道五十三次の33番目にあたる宿場町です。現代でも町の一部が歴史的建造物として残っています。かつての本陣や旅籠が資料館として保存整備されている他、商家「駒屋」は豊橋市指定有形文化財とされています。また、一般家庭の軒先にも「二川宿」の暖簾を見ることができ、町全体が江戸時代の雰囲気で溢れています。
- 山梨 甘草屋敷の吊るし柿
- 山梨県甲州市の旧高野家住宅甘草屋敷は茅葺屋根の歴史的建造物で、秋になると名物ころ柿が軒先を埋めるように吊るされます。ころ柿の言われは、風に吹かれてころころ回る姿や、この後成型のためにころころ転がすから、など諸説あります。大きな百目柿で甘くて美味しいのが特徴です。