遺産
- 京都 東寺の桜
- 弘法大師空海によってもたらされた真言密教始まりの地は創建からおよそ1200年。1994年に世界遺産に登録されました。時の権力者によって何度も復興を遂げた五重塔が有名ですが、空海の住房でもあった国宝の御影堂では、今でも毎朝6時から、一の膳、二の膳、お茶をお供えする生身供が行われています。
- 京都 世界遺産 二条城
- 江戸時代の始まりと共に京での将軍の居館として建築された二条城。終末期には二の丸御殿にて大政奉還が話し合われ明治の初め頃まで政治の中心となります。また、その大広間に面して造られた庭園は大名式庭園の先駆けとされ、縦長の石を林立した特徴的な眺め、季節ごとの花や緑の風光明媚な様子から特別名勝に指定されています。
- 京都 祇園白川
- 芸妓、舞妓さんが通うお茶屋が立ち並び古風で美しく、情緒のある街並みで形成されています。町家が連なり、白川が流れ、石畳の道が続いていて京都らしい情緒を楽しめます。
- 岐阜 馬籠宿
- 中山道43番目の宿場で、街道が山の尾根に沿った急斜面を通っており、その両側に石垣を築いては屋敷を造っていることから「坂のある宿場」なのが特徴です。
- 岐阜 飛騨高山
- 江戸幕府の直轄領で城下町、商家町として発展を遂げました。江戸末期から明治中期に建てられた屋敷などが建ち並ぶ景観は、「古い町並」として当時の雰囲気を残しています。名物のみたらし団子は古くからの味を受け継ぎ、甘くない醤油ダレで焼き上げ観光客にも人気です。
- 岐阜 世界遺産 白川郷
- 大小100棟余りの合掌造りが数多く残り、美しい景観が評価され、1995年には五箇山(富山県)と共に白川郷・五箇山の合掌造り集落として、世界遺産に登録され、国内外から毎年多くの観光客が訪れています。
- 東京 浅草寺
- 628年に創建された都内最古の寺院で、「浅草観音」として古くから信仰されていました。
江戸文化発展の中心地でもあり、現在も周辺にその面影を残し、季節ごとにほおずき市、羽子板市など多くの行事が行われています。
- 千葉 加曽利貝塚
- 直径140mでドーナツ形をした縄文時代中期の北貝塚と、長径190mで馬のひづめの形をした後期の南貝塚が連結し、8字形をした日本最大級の貝塚です。縄文時代中頃の約5000年前から縄文時代の終わり頃にかけての約2000年の間に残されたものです。
- 千葉 旧神谷伝兵衛稲毛別荘
- 浅草、神谷バーで知られる日本のワイン王・神谷伝兵衛の別荘として大正7年に建てられた洋館。全国的にも希少な初期の鉄筋コンクリート建築で、大正12年の関東大震災でも崩れることなく今に残りました。
- 福島 会津若松 七日町
- 七日町通りは江戸時代、会津五街道のうち日光、越後、米沢街道の主要道路が通り城下の西の玄関口として問屋や旅籠、料理屋が軒を連ねていました。明治時代以降も繁栄を極め、現在でも工芸品や郷土料理、造り酒屋など多くが立ち並び、当時の面影を感じることができます。
- 福島 会津若松 飯盛山 白虎隊とさざえ堂
- 飯盛山は戊辰戦争時に白虎隊が噴煙の昇る鶴ヶ城を見て、自刃した悲劇の地。十九士の墓が並びます。さざえ堂は寛政8年(1796年)の建立とされ、貝のように回りながら上り下りができますが、異なる通路を持つのは世界的にも珍しく、国の重要文化財に指定されています。
- 会津若松 御薬園
- 中央に心字の池を配した回遊式の借景園と、各種薬草を栽培する薬草園が名前の由来で、昭和7年に徳川時代の代表的な大名型山水庭園として国の名勝に指定されました。