たべもの
- 長野 戸隠そば
- 戸隠そばは、岩手の「わんこそば」、島根の「出雲そば」と並ぶ日本三大そばのひとつです。元々は山岳信仰で栄えた戸隠に修験者たちの携行食として伝えられたものです。挽きぐるみのそば粉を使用し、水をほとんど切らない状態で出します。また、そばを束状にした「ぼっち盛り」と呼ばれる独特の盛り方をすることでも有名です。
- 石川 輪島朝市
- 輪島朝市は、千葉の勝浦朝市、岐阜の宮川朝市と並ぶ日本三大朝市のひとつです。平安時代から続く朝市で、生産物などを物々交換していたのが始まりでした。朝市通りと呼ばれる360m程の商店街に毎朝200店以上の露店が並びます。値札のない品物も多く、売り手と買い手が楽しく会話をして値段交渉をするのが朝市の醍醐味です。
- 福井 七間朝市
- 七間朝市は400年以上の歴史を持つ朝市です。碁盤の目のような通りに、地域の農産物や加工品を直接地面に並べて販売します。毎年、春分の日から大晦日まで、朝7時から11時頃まで開催されています。売り手と買い手が対面で会話を楽しんで品物を選べるのも朝市の醍醐味です。新鮮な食材の調理法を教えてもらうこともできます。
- 大阪 黒門市場
- 食い倒れの町、大阪の中心、ミナミにある「黒門市場」は、江戸時代から徐々に増えた商店が明治35年、公認市場となり、当初は圓明寺市場と言われていましたが、寺の黒い山門の印象から黒門市場と呼ばれるようになりました。夏のハモ、冬のフグが有名で、市場の中でも1割程がフグを扱っています。大阪らしい活気にあふれ、あらゆるジャンルのお店が軒を並べています。
- 青森 八戸 館鼻岸壁朝市
- 館鼻岸壁朝市は、3月から12月の毎週日曜日に開催される日本最大級の朝市です。八戸を代表する観光名所で、全長800mの区画に約300の出店が並びます。新鮮な海産物はもちろん、朝市でしか食べられないB級グルメやスイーツ、骨董品や雑貨などが売られています。朝市の黙認キャラクター「イカドン」に出会えることもあります。
- 奈良漬
- 奈良漬は1300年以上前から食されていた歴史ある漬物です。酒の名産地である奈良県がその発祥で、白瓜や胡瓜、西瓜や生姜などの野菜を塩漬けにした後、酒粕に漬けてつくられます。長期保存が可能であり、季節を問わずに様々な野菜を食べることができます。旨味や香りに優れていて、美しいべっこう色をしているのが特徴です。
撮影協力・森奈良漬店
- 徳島 半田そうめん
- 地の利を生かし作られる、強い歯ごたえと喉越しの良さ。その美味しさは半田そうめん音頭にも歌われます。特徴的なのは太さで、分類上はひやむぎですが、半田手延べそうめんは、江戸からの文化も含みそうめんと表記します。標高差が300mある半田の町。熟成時間や水、塩加減等は製造所によって変わり、その違いも楽しめます。
- 鹿児島 さつま揚げ
- さつま揚げは名前のとおり薩摩の国でできた食べ物です。琉球との交流が深くあった、島津斉彬公の時代、 琉球から揚げ物のチキアーギが伝わり、日本にあったかまぼこ作りに加わって「つけあげ」になりました。これが関東に伝わる際にさつま揚げになったと言われます。 現在では栄養豊富なヘルシー料理として再び注目を集めています。
- 鹿児島 天然塩作り
- 塩の歴史は古く、縄文時代終わり頃の製塩土器が鹿児島から見つかっています。また江戸時代後期には島津斉昭によって製塩が奨励されました。塩田は県の南側に多く、南洋から来た黒潮のきれいな海水が利用されます。ミネラル分を豊富に含み、旨味のどの部分を残すかによって味が変わるため職人や土地ごとに特徴があり、色々な天然塩が楽しめます。
- 鹿児島 枕崎 鰹節作り
- 日本料理に欠かすことのできない伝統食・鰹節。枕崎は、日本有数のカツオの水揚げ量を誇り、また、江戸時代中期から鰹節を製造してきた、鰹節生産量日本一の町です。
鰹節は、養老律令(718年)の時代に原形が見られる日本古来の調味料で、以来、長きにわたって日本の味を支え続けてきました。
- 京都 大原三千院 初午大根焚き
- 大根焚きは、京都の冬の風物詩の一つです。大鍋で煮込まれるのは三千院がある京都大原で有機栽培された純白の大根。女性が農作業をするときの衣装を身にまとった大原女と呼ばれる人々によって味の染みた大根が振舞われます。加持祈祷された大根は一年がよい年になるようにと「幸せの大根」として振る舞われ、お参りに来た人々を温めます。
- 千葉 落花生
- 落花生は千葉県の名産品で、国内産の80%のシェアを占めています。ロースターで丹念に煎り上げ、美味しい豆が作られます。