- 富山 氷見漁港
- 氷見の海は天然の生簀と呼ばれます。特に有名な氷見の寒ブリはシーズンがあり、その期間に取れたものだけを氷見の寒ブリと呼ぶのです。また食だけでなく氷見の海岸から富山湾越しに見える立山連峰は冬の透き通った空気の日には眼前に現れるでしょう。唐より送られた伝説のある唐島とともに氷見を代表する景色です。
- 富山 善徳寺
- 現在は東本願寺の城端別院である善徳寺、その堂々とした姿は訪れた人々の目を惹きます。開基は今から約530年前に蓮如上人によってです。親鸞聖人直筆の「唯信抄」や樹齢370年と言われる糸桜など時代を重ねた寺宝が多くあります。また本堂は1759年の再建後250年に渡り火災などの厄災をさけ現存し県指定の文化財となっています。
- 富山 散居村
- 富山湾が眼前に広がる水田の景色は、朝日や夕日で美しく変化します。もちろん四季折々の姿も趣深い、この散居村があるのは庄川と小矢部川に広がる約220㎢もの扇状地です。そこに1万戸の農家が家と畑を持ちます。農地のそばに家があることで効率よく稲作を行えるこの集落の形式は人々が自然と共存するために考えた1つの生活様式でした。
- 富山 雨晴海岸
- 万葉集で有名な大伴家持もここの絶景に多くの歌を読んだとされる雨晴海岸。世界でも海岸から3000m級の山々を観れるのは珍しく、富山湾の背後にそびえる立山連邦や海岸にたたずむ女岩に魅せられます。変わった名前の由来は一説として海岸にあった岩「義経岩」で落ちのびる義経が雨宿りをし、晴れるのを待ったことからと言われます。
- 富山 黒部峡谷トロッコ電車
- 黒部峡谷の大自然が楽しめることで人気の鉄道。元々は電源開発の資材を運ぶための電車で、地元の人にとっては「ついで」に乗せてもらう足でもありました。のちに便乗料金を徴収するに至るものの、乗車券には「便乗の安全は保証しません」と書かれていたそう。今は皆に愛される観光列車として安全に黒部渓谷を走り抜けます。
- 富山 宇奈月温泉
- トロッコ電車で有名な黒部峡谷のすぐそばに宇奈月温泉はあります。大正時代、原生林生い茂るこの地を人の集まる温泉地にしようと、現在でも珍しい7kmもの引湯管を使い、黒薙から、日本一の透明度と言われる弱アルカリ性単純泉を引きました。ほぼ同時期1923年に宇奈月まで黒部鉄道が開通したことも手伝い、一大温泉地となります。
- 富山 高岡大仏
- 高岡大仏は、大佛寺にある全長15m以上の青銅製の阿弥陀如来坐像です。大仏が座る台座部分の内側には回廊があり、地獄絵などが展示されています。高岡市指定有形文化財にも登録されており、1900年に焼失した木造大仏の頭部も保管されています。奈良大仏、鎌倉大仏と並ぶ日本三大仏であり、端整な顔立ちの大仏として有名です。
- 富山 越中八尾 おわら風の盆
- おわら風の盆は、毎年9月1日から3日にかけて行われる祭事です。越中おわら節の音に乗って、踊り手たちが町中を舞い歩きます。優雅な女踊り、勇壮な男踊りなど踊りの種類は様々です。哀愁溢れる胡弓の音色が盆の雰囲気を掻き立てます。とやまの文化財百選にも選ばれている祭りで、起源は江戸時代まで遡ると伝えられています。
- 富山 立山の夏
- 立山は標高3003mを誇る日本三霊山のひとつです。また、日本百名山にも指定されており、大パノラマを楽しめる世界的な山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」もあります。トロリーバスやケーブルカーで気楽に登山を楽しむことが可能です。また、夏のみくりが池は雪解け水を湛えて、美しい立山の姿を水面に映し出します。
- 富山 瑞龍寺
- 瑞龍寺は曹洞宗の寺院で、仏殿、法堂、山門が近世禅宗様建築として国宝に指定されています。その他にも禅堂や回廊などが重要文化財とされています。加賀藩を治めた前田利長の菩提寺として建造されたもので、左右対称の伽藍が美しく目を引きます。また、トイレの神様と呼ばれる烏枢沙摩明王が祀られていることでも有名です。
- 富山 黒部ダムの放水
- 黒部川最上流に建設されたダムで、186mの高さは現在も日本一です。建設工事は、7年もの歳月がかかり、そのスケールの大きさと困難さから「世紀の大事業」と呼ばれました。完成当時、大阪府の電力需要の50%を賄うほどのものでした。
- 富山 世界遺産 五箇山
- 昔と変わらない小川の流れや田んぼのあぜ道、合掌造りの家々。素朴でこじんまりとした農村集落は、日本の原風景そのものです。また、五箇山は民謡の宝庫として知られ、「こきりこ」や「麦屋節」「といちんさ」などの民謡がうたい踊りつがれ時代を越えて息づいています。